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「DX」ってなに?

こんにちは!CBITの庄山です。 最近やっと秋らしくなってきました。 先日、富士の麓で久しぶりにキャンプに行きましたが、 富士山の頂上付近はうっすらと雪化粧が。 と言っているうちにスグに冬ですね。

さて、すでに世間はインフルエンザが流行り始めておりますが、 IT業界では去年あたりから、「DX」なる言葉がまたバズってます。 「DX」よく耳にされたりしませんか?

まだDXを知らない!?経営者の方がいらっしゃれば要注意! 去年まではDXと聞いてピンとこなくても、まぁまぁ良かったですが、 今、ビジネスをする方でDXは切っても切れないワードになっています。

本日は、そんな「DX」について不動産業界の皆さまに分かるように、 “超”簡単に触れてみたいと思います。


DXって?


まず、そもそもDXってなに?なんですが、 これはググれば(Googleで検索すれば)すぐに出てきますが、 デジタルトランスフォーメーションの頭文字をとって、「DX」と言っております。 間違っても、デラックス(DX)ではありません(笑)


IT業界では結構有名な話ではありますが、 経済産業省(以降、経産省と省略)が、「DXレポート」なる資料をまとめて、 それが様々な場で披露され活用され始めております。 現在、主に製造業などを中心にDXが進められており、 先月、たまたまとあるセミナーで、 経産省のDXレポートを推進する担当者の方と話しをする機会があったのですが、 「去年から今年にかけて事例がもうすぐで100ぐらい集まりそうです」と仰っておりましたが、 まだまだ製造業が多く、多業種はこれからと感じます!とも言われておりました。


尚、経産省はDXを、


「これまでの、文書や手続きの単なる電子化から脱却。 IT・デジタルの徹底活用で、手続きを圧倒的に簡単・便利にし 国民と行政、双方の生産性を抜本的に向上します。 また、データを活用し、よりニーズに最適化した政策を実現。 仕事のやり方も、政策のあり方も、変革していきます。」


※これは経産省のHPを見ていただければ分かります。 https://www.meti.go.jp/policy/digital_transformation/index.html


DXをもっと単純に言うと、 「ITやデジタルの活用で、新たな価値を創造しよう!」 これですね!


よく、私も質問されるのですが、 「AIとかIoTとかビッグデータを使うのとは違うのか?」 「AIとDXは違うのか?」 このような質問を頂戴することもあるのですが、 全く違うわけではないのですが、 DXはデジタルテクノロジーである、AIやIoT、ビッグデータ、クラウドと言った、 これらのテクノロジーを使って旧来行われてきたビジネスや活動、 もっと言うと、その行動を根本的に変えることを指します。


ちなみに、 時々いらっしゃるのですが、 古いシステム(よくいわれるレガシーシステム)を、 クラウドに載せかえることを、DXだ!と考えてらっしゃる方がいるのですが、 それ、DXじゃないですから(苦笑) …単純なシステムの入れ替えです。


不動産業界のDX


不動産業界のDXも始まってきつつありますよね。 全てをDXと一括りにするのは個人的に若干の抵抗があるのですが、 先程私が申し上げた、「IT・デジタルの活用で、新たな価値を創造しよう!」これを前提に考えますと、 OYOさんが始めたサービスは画期的ともいえます。 通常、賃貸借契約をするには、 物件検索し、不動さん会社に連絡し、内見し、利用申込し、審査され、重説受けて、契約、 ざっとこうですよね。


これを、全てスマホだけで完結するという手軽さが受けて管理物件数を伸ばしています。 これが素晴らしいのは、デジタルの活用はもとより、 OYOさん自身もそうですが、顧客体験として面倒な手間を一切カットするという点。


不動産業界は金融業や製造業からは若干遅れてITの波がきますが、 現在、AIやビッグデータ、クラウド活用が積極的に使われるようになってきました。


これから顧客体験が大幅に変わるような、 そんなDXがどんどん出てくると思いますし、 それに乗り遅れた企業は生き残りが難しくなってくる時代でしょう。

DXまとめ


と言うことで少しまとめます。


レガシーシステムからクラウドサービスの賃貸管理システムに乗り換えることがDXではありません。 AI ChatBotを使いコンタクトセンターの一部として利用していることがDXでもありません。 AIで不動産査定をするのがDXでもありません。


AI、IoT、ビッグデータ、クラウドと言った、デジタルテクノロジーを活用し、 新たな価値を創造する、または提供する!これがDXです。


もう少し加えるなら、 デジタルテクノロジーを中心に、既存のビジネスモデルを変革する、 もっと落とし込むと、 自社の業務プロセスを、デジタルテクノロジーを使って大幅に変革する、 これには当然、ITだけではなく、組織や人事、業務フローの見直しなども 対象にはいることもあるでしょう。


余談ながら… 経産省は来年に向けて、DX活用がどの程度進んでいるかの指標として、 “DX格付け(仮称)“なる仕組みの導入を検討中であるとも言っておりました。 このDX格付けを認証機関によって、その企業のDXの推進具合を判断しよう!という取り組みです。 これが進むと、企業にとってもDXの取り組みが対岸の火事ではなくなってくるでしょう。


不動産業界はまだまだアナログなビジネス活動が多い領域でもありますので、 これから皆さまの企業でも、DXは避けては通れないものと考えます。


一つの気づきになれば幸いです。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。


※参考になさりたい方はこちらのサイトから資料をダウンロードできます


DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~ https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html


※ 本コラムは、ダンゴセレクト様にも寄稿しております 。

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