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システム導入の成功率

  • 古田
  • 2019年10月10日
  • 読了時間: 3分

こんにちは!CBITの庄山です。


もう10月に入りましたが、また今週末も台風。 このあいだ台風が上陸したばかりと思ったら、 今週末の台風も本州に上陸する予報。 週末の3連休に完全にぶつかるので、 イベントや旅行などあるかたは予定が狂って大変かと思います。


予定が狂うといえば、 「賃貸管理システムを入れたのに当初想定通りに管理できない!」 「管理できないどころか使い難くてしょうがない!」 「聞いていた話と違って、カスタマイズしないと使えない!」


システム導入後、こういうお声やご相談を弊社にいただくことも多く、 元々予定していたのと違う!ということも多いようです。


うまくいかない理由を考えてみる

「なぜ上手くいかないか?」 「あそこ(の会社)は上手くやっているようなのになぜウチはダメなのか?」


この辺りは次回以降のコラムでまとめようと思いますが、 皆さん、システム導入の成功率ってどの程度かご存じでしょうか?


本日は、そんなシステム導入に纏わる数字をご紹介しようと思います。

これは、日経コンピューターが2018年に統計をとった数字になりますが、 有効回答数、1,746件で、 情報システムを開発・導入したプロジェクトの成功率をとったものです。


尚、成功の定義は ・品質 ・コスト ・納期 この3つを遵守できたかどうか、 計画通りにシステムが完成したかどうか、 満足できたかどうか、 これで判断しています。


皆さん、どの程度の成功率だと思いますか?


90%? 80%? 


正解は・・・


52.8%


そう、実は半分なんです。 つまり、2件プロジェクトがあったら、隣の1件は失敗しているわけです。


しかし、10年前の2008年は、


31.1%


10年で、1/3から1/2に成功率が上がっている。 そういう意味では改善しているのは良いことですが、 未だ半数は失敗していると考えると、 いかにIT化のプロジェクトやシステム導入が簡単ではないということが分かるかと思います。


システム導入失敗の共通点と大切なこと


賃貸管理システムの導入も概ね同様で、 賃貸管理システムも、ある程度業務が標準化されてきており、 管理できる項目、機能も出揃っていて、各社特徴などもでています。 それでも、まだ導入に失敗してご相談を個人的にも頂戴することからも、 簡単ではないことが分かります。


ですが、失敗している企業の共通点を一つだけ挙げろ!と言われれば、 間違いなく、これをしていない企業と個人的な経験からも言えます。


要件定義ができているかどうか


弊社にご相談いただく、ないしは頓挫したプロジェクトを支援するケースで、 要件定義自体がない、もしくは要件定義ができていない会社ばかりです。


皆さんの企業ではどうでしょうか? 次回以降、「間違いだらけの賃貸管理システム」ということで、 何回かにわけて本コラムでまとめようと思います。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。


※ 本コラムは、ダンゴセレクト様にも寄稿しております 。

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